シャンプーの正しいやり方

 ご自宅でワンちゃんのシャンプーを行っている方も多いのではないでしょうか?シャンプーは皮膚病の治療にも有効です。実はシャンプーの洗い方でも効果が変わってくるので、ぜひ今回ご紹介するやり方を覚えて実際にご自宅でもやってみてくださいね!

1.全身をぬるま湯で十分に濡らす

 まずはぬるま湯で全身を十分に濡らします。この時、毛の間の汚れをシャワーで流すようなイメージでやると良いです。ベビーバスなどにぬるま湯を張って、準備している間に入浴させておくのも良いですね。

2.シャンプーを泡立てておく

 直接ワンちゃんにシャンプーをつけてゴシゴシやる方もいますが、それはNGです。まず先にスポンジやペットボトルを使ってたっぷりの泡を作っておきましょう。

3.皮膚病のひどいところから泡を塗るように洗う

 毛の流れに沿って泡を塗るように洗っていきましょう。決してゴシゴシこすらず、優しく洗ってあげてください。特にシワの間は丁寧に洗いましょう。

4.シャンプーをつけたまま10分間つけ置き

 薬用シャンプーの場合は、皮膚に薬効成分が浸透するのに10分かかります。そのため、洗い流すまでに10分間はシャンプーが皮膚に付いているようにしましょう。なかなかじっとできないワンちゃんの場合は、2度洗いも有効です。


5.ぬるま湯でよく洗い流す

 シャンプーが残っていると皮膚病を悪化させることがあるため、しっかり全身を優しく洗い流しましょう。

6.洗い流さないトリートメントをつける

 シャンプーは皮膚の水分蒸散量を増やすことがわかっています。私たちも洗顔後は肌が乾燥しますよね。ワンちゃんも同じことが起きているので、ここで洗い流さないトリートメントを使用することで、皮膚の乾燥を防ぐことができます。

7.タオルで水気を拭き取り、冷風のドライヤーで乾かす

 この時もタオルでゴシゴシこすらないよう注意しましょう。温風で乾かすと、痒みが悪化する場合があるので、冷風で乾かしましょう。(毛量によって冷風だけだと乾きづらい時は交互につかう、ぬるい風があればそれが最適です)

以上がシャンプーの洗い方になります。ポイントは、たっぷりの泡で優しく撫でるように洗うことです。
ぜひやってみてくださいね。

当院は患者様のサービスとしてトリミングを行なっております。皮膚の診療は普段も行なっておりますが、月に1度皮膚科の専門診療日がございます。皮膚でお困りの方はぜひご相談ください。

朝は7時から診療しておりますので早朝に調子を崩した時にはぜひご相談くださいね。

この記事を書いた人

獣医皮膚科認定医 門岡友子

この度「めぐり動物病院 元代々木」にて皮膚科専門診療を任されることとなりました。
皮膚疾患は動物病院への来院理由でも常にトップ3に入る疾患です。
また、アレルギーや感染症、免疫介在性疾患、腫瘍など、原因が多岐に渡るのも皮膚疾患の特徴です。
そのため、皮膚疾患の原因を一つ一つ丁寧に紐解き適切な診断を行い、ご家族に寄り添った治療を提案してまいります。
ワンちゃんネコちゃんの皮膚疾患にお困りの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

経歴
・麻布大学獣医学部 卒業
・Vet Derm Tokyo 皮膚科第1期研修医
・ヤマザキ動物看護専門職短期大学 非常勤講師
・日本小動物ケースベースド情報ネットワーク(JCABIN)皮膚科担当講師