皮膚疾患はなぜ起こる?

「あれ?こんなところハゲてたっけ?」「最近よく体を掻いたり舐めたりしているなぁ」など、オーナー様がお家で最初に異変に気付きやすいのが皮膚疾患です。

さて、この皮膚疾患ですが、なぜ起こるのでしょうか?

皮膚疾患の原因は様々ですが、大きく6つに分けられます。

  1. 感染症
    外部寄生虫や細菌、真菌が皮膚や毛に感染することで皮膚に異常が現れます。
  2. アレルギー
    花粉やハウスダストマイトなど環境アレルゲンに対するアレルギーによって引き起こされるアトピー性皮膚炎、摂取した食物に反応してしまう食物アレルギー、ノミや蚊に対するアレルギーなどがあります。
  3. 免疫介在性疾患
    自己免疫の異常により皮膚炎が引き起こされる疾患があります。落葉状天疱瘡や皮膚エリテマトーデスなど。
  4. 代謝性
    栄養やビタミン不足、他にも内分泌(ホルモン)異常によっても皮膚に影響が出ます。
  5. 腫瘍
    皮膚型リンパ腫、その他にも肝臓や膵臓の腫瘍から皮膚に症状が出る場合もあります。
  6. その他
    ストレスなどの心因性の原因による舐め行動、関節や内臓疾患による痛み、違和感、加齢に伴う変化などでも皮膚症状が出ます。

これの原因は一つだけの場合もあれば、複数の原因が絡んでいる場合もあります。皮膚疾患がなかなか治らない場合は、この6つの原因に立ち戻って丁寧に原因疾患を診断することがとても大切です。

なかなか治らない繰り返してしまう皮膚疾患でお悩みの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

獣医皮膚科認定医 門岡友子

この度「めぐり動物病院 元代々木」にて皮膚科専門診療を任されることとなりました。
皮膚疾患は動物病院への来院理由でも常にトップ3に入る疾患です。
また、アレルギーや感染症、免疫介在性疾患、腫瘍など、原因が多岐に渡るのも皮膚疾患の特徴です。
そのため、皮膚疾患の原因を一つ一つ丁寧に紐解き適切な診断を行い、ご家族に寄り添った治療を提案してまいります。
ワンちゃんネコちゃんの皮膚疾患にお困りの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

経歴
・麻布大学獣医学部 卒業
・Vet Derm Tokyo 皮膚科第1期研修医
・ヤマザキ動物看護専門職短期大学 非常勤講師
・日本小動物ケースベースド情報ネットワーク(JCABIN)皮膚科担当講師